不眠症
不眠症について
私たちは毎日ぐっすりと寝られるわけではありません。「なかなか寝付けない」、「夜中や早朝に目が覚める」、「眠りが浅い気がする」。このような日がたまに見られることは、多くの方が経験されていると思います。
しかし、適度な睡眠が得られない状態が慢性的に続き、日常生活に支障を来たすようになった場合は、不眠症が疑われます。
深刻な症状が引き起こされる前に医療機関でご相談いただき、不眠のお悩みを軽減されるようお勧めいたします。
主な症状
- ベッドに横になってもなかなか眠れない
- 夜中に起きてしまい、再度寝付くことができない
- 朝早く目が覚めてしまう
- 熟睡できず、起きたときに疲れが残っている
- 日中も眠たくて仕方ない
- 居眠りを注意されたことがある
- 就寝中に脚がムズムズしてよく眠れない
- 頻繁にいびきをかいていると言われる
- 寝言が大きいと指摘されたことがある
- 眠っているときに脚が痙攣していると言われた
不眠症の要因を探ることも重要
不眠症は、様々な要因によって起こります。けがや病気によって痛みがあるときも眠れなくなりますし、精神的な悩みがあっても不眠症になります。治療にあたっては、こうした原因を突き止め、眠りを妨げている要素を出来るだけ取り除いていくことも重要となります。
不眠症の治療
不眠症の治療は、快眠が妨げられている原因によっても異なりますが、基本的には生活習慣の改善と薬物療法が中心となります。このうち薬物療法では、患者さまそれぞれの症状を見極め、専門医が適正なお薬を処方いたします。
なお、お薬を途中で止めると、リバウンドで不眠が悪化するなどの問題が生じることがあります。医師に指示された用法・容量を守り、正しく服用するようにして下さい。